トランスアジア航空 関空で就航式典

 

テープカットの様子

 トランスアジア航空(台北ー大阪)の就航記念式典が6月28日、関西国際空港内で開かれ、台北駐大阪経済文化弁事処の黄諸侯処長が出席し、挨拶とテープカットを行った。
 
 黄処長は挨拶の中で、「トランスアジア航空は台湾初の民間航空会社として、60年来、台湾の成長と共に歩んできた。現在トランスアジア航空は全世界でもっとも成長が早かった企業1000社の中の一つに選ばれており、2008年からは日本でのチャーター便運航を始め、乗客から安全・快適と評価されている」と語り、「台湾の世論調査では、台湾人がもっとも好きな国は日本。日本の世論調査でも80%以上の日本人が、台湾への親近感を持っている。これは日台間観光客の往来が日増しに増え続ける大きな原因だと思う。このたびのトランスアジア航空のデイリー定期便の開通により、関西と台湾の観光交流がいっそう深まることを期待している」と述べ、現在は1日1便の往復運航だが、将来的には1日2便、3便と増えるよう期待していると挨拶した。
(写真提供:台北駐大阪経済文化弁事処)
 

日本のカルビー 台湾・味全と合弁会社を設立

 
 台湾の大手企業グループ・頂新国際グループ(中国・天津市)傘下にある食品メーカー「味全食品工業」(台湾・台北市)は6月26日、日本の菓子メーカー「カルビー」と合弁会社を設立することを発表した。
 
 8月に「台北カルビー食品」を台湾に設立。「カルビー」が台湾で強い販売力を持つ「味全」に技術を移転、合弁会社が「カルビー」のフライドポテトの製造・販売を独占する。生産ラインは台湾中部の雲林県・斗六に設けられ、生産開始は今年年末に予定されている。5年以内に売上高20億円、市場シェア10%の獲得を目指し、アジアにおけるスナック菓子の有望な市場である台湾での自社製品の売上高とシェアの拡大を図る。
 
 資本金2億5000万台湾ドル(約6億6000万円)のうち、味全の出資額は1億2250万台湾ドル(約3億2300万円)、出資比率は「味全」が49%、「カルビー」が51%となっている。
 

「烏来トロッコ列車」営業を一時休止 —台湾・烏来

 
 台北郊外の代表的な観光地、烏来の名物でもある「トロッコ列車」が、連日の大雨により落石のおそれがあることから、営業を一時休止することになった。
 

iTunes Store 台湾を含めアジア12の国と地域でオープン

 
 米アップルは6月27日、台湾や香港などアジア12の国と地域で、音楽配信サービス「iTunes Store(アイチューンズ・ストア)」を開始したと発表した。アップルは成長著しいアジア地域での収益拡大に乗り出す。
 
 同サービスはアップルが製造・販売するスマートフォンや携帯音楽プレイヤーなどからの利用が便利で、これら端末の販売促進にもつながりそうだ。
 
 サービスが開始された国と地域は次の通り。台湾、香港、シンガポール、ブルネイ、カンボジア、ラオス、マカオ、マレーシア、フィリピン、タイ、スリランカ、ベトナム。
 

日台の技術で世界一の胡蝶蘭を

仁蘭園有限公司  総経理・茂木仁氏

~ 仁蘭園有限公司  総経理・茂木仁氏インタビュー~
お祝いで贈られることの多い華麗な花として知られる胡蝶蘭。気候が温暖な台湾もオランダと並んで胡蝶蘭の有名な産地である。2011年8月に台南市で胡蝶蘭栽培会社を設立した茂木仁総経理(仁蘭園有限公司)は、日台の技術を駆使して胡蝶蘭の苗を日本向けに輸出している。小苗から成熟過程部分を台南で作り、その後、胡蝶蘭の苗を茂木氏の父親である敏彦氏が埼玉県本庄市で営むモテギ洋蘭園のブランド胡蝶蘭「スーパーアマリビス」として市場に出荷する。苗木から開花までの一環した生産工程を日台の技術力を合わせた構図だ。
 茂木氏は2007年に台湾に渡り、台湾師範大学の語学センターで中国語を学んだ。中国語に精通しており、台湾語の嗜みもある。2010年より台湾の大手食品会社の台糖で1年間の修行後、現地法人・仁蘭園有限公司を設立した。当初は、現地法人であっても外国人との理由で、農地の貸借に難色を示されたが、茂木氏の努力で克服。現在は「ようやく軌道に乗ってきた」と話す。
 既に現在、日本で研修している台湾人幹部候補3人を台南の現地法人に採用している。また、台湾の台糖、台霖生物科技、金車生物科技とも提携契約を締結し、今年末の操業にも奔走している。台湾産胡蝶蘭の品質は「世界トップ水準」と自負するが、一方で害虫被害の問題もある。この問題を解決するため、日台の温室業者がコラボした新しい温室作りも並行して進めている。こうした技術は日台のコラボによるもの。茂木氏自らも設計段階から参加、目下建設中だ。日本では市場が縮小傾向とされる胡蝶蘭。茂木氏は「胡蝶蘭大国台湾で栽培して、日本の技術でアレンジし、ゆくゆくは世界市場に挑みたい」との夢を描く。日本と台湾の技術を合作した「スーパーアマリビス」が世界中に優美な花を咲かせる日は近いかもしれない。